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 「SOA(サービス指向アーキテクチャ)を実現するには、幅広い技術スキルはもちろん、社交スキルを身に付ける必要がある。SOAプロジェクトにおいてIT部門は、ビジネス部門や経営層としっかりと関係を作り協力を得ることが不可欠だからだ」。こう語るのは、米大手IT調査会社のフォレスター・リサーチでバイス・プレジデントを務めるジョン・ライマー氏(写真)である。

 フォレスターは昨年11月、米国企業に対してSOAについての調査を実施。その中で、多くの企業が「IT部門としてのメリットは分かるのだが、ビジネス部門の説得が難しい」という課題に直面しているという調査結果が出た。一方で、ライマー氏は「すでにSOA導入企業が成功した大きな要因は、経営層やビジネス部門がSOAの重要性を理解し、サポートをしてくれたからだ」と分析している。

 また、ビジネス部門の協力以外の成功要因として、ライマー氏は「いきなり全体をSOAに変えようとせず、小さなところから始めて拡張していく」「SOAを実現するためのSOA開発ソフトやSOA管理ソフトなどのニッチ分野のソフトを活用する」ことなどを挙げた。

 同社の調査では北米・欧州ではすでに、多くの企業がSOAを導入しているという結果も出ている。全社的な戦略を持ってSOAを導入している企業だけでも、その割合は従業員2万人以上の企業では25%、従業員5000人から1万人の企業で19%、従業員1000人から4999人の企業で14%に達している。部分的にSOAを導入している企業となるとさらに多いという。