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 総務省は2月27日,2.5GHz帯に導入する無線ブロードバンド・システムの技術的条件の検討を開始すると表明した。同省の諮問機関である情報通信審議会情報通信技術分科会の下に「広帯域移動無線アクセスシステム委員会」を設置して議論を進め,2006年11月ころに情報通信審議会が答申を出す予定だ。

 総務省は,2.5GHz帯に通信速度が20M~30Mビット/秒以上の高速なモバイル通信サービスを導入する方針を2005年12月に表明済み。新設する委員会では,採用する技術方式やガードバンド幅,1チャネル当たりの占有周波数などの技術面を検討する。委員会での議論に基づき,総務省は周波数割当計画や省令を変更・改正する。

 技術方式は,WiMAX,iBurst,Flash OFDM,次世代PHSなどが候補に挙がっており,委員会で採用技術を決定する。「WiMAXのニーズが高いようだが,それに限定されることなく検討する」(児玉俊介電波部移動通信課長)。また,MVNO(仮想移動通信事業者)を可能にするための技術も同時に検討する。

 委員会の主査に東京工業大学大学院理工学研究科の安藤真教授が就任するほか,学識経験者や業界団体の構成員が専門委員に決定した。第1回会合は3月17日に開催する予定だ。

 なお具体的な割り当て対象事業者の選定は,技術面の検討が終了し総務省が免許方針を示した後になる。