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表1
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表2
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 調査会社ガートナー ジャパンは,2005年(1月~12月)における日本サーバー市場の出荷実績を発表した。前年の調査と順位は変わらず,金額では日本IBMがトップ。そして台数ではNECがトップを堅持した(表1,表2)。

 日本におけるサーバー市場は2005年,堅調な国内経済に支えられて,台数は前年比14.3%増の58万 682台を記録。ただし金額については,同0.2%増の6140億円と,ほぼ横ばいだった。

 その理由について,ガートナー ジャパンの亦賀 忠明エンタプライズ・インフラストラクチャ担当バイス・プレジデントは,次のように説明する。「パソコン・サーバーやItanium搭載サーバー市場は成長したものの,メインフレームやオフコン,RISCプロセッサ搭載のUNIXサーバーの市場が縮小したからだ」。亦賀氏は「パソコン・サーバーとItanium搭載サーバーは市場の流れを形成できているが,その他のサーバーについてはこの限りではない」と続ける。

 個別サーバー市場の金額面での変化を見てみると,パソコン・サーバーが前年比で7.4%増。Itanium搭載サーバーが同217.7%増だった。しかしメインフレームは同13.0%減。オフコンは15.9%減,RISCプロセッサ搭載のUNIXサーバーは14.6%減だった。

 これに伴い,サーバー・ベンダーは戦略の見直しを迫られている。例えば富士通は「メインフレームの減少分を補うブランドがまだ立ち上がっていない」(亦賀氏)。

 富士通は2005年4月,Itenium2を搭載したハイエンド・サーバー「PRIMEQUEST」を市場に投入した。メインフレームの代替機をうたった製品で,同社肝いりのマシン。だが,現時点では売上や台数の数字には浮かび上がっていない。逆に,「数年前からItaniumサーバーを展開していた日本ヒューレット・パッカードやNECは好調だった」(同)。