PR
BlackDiamond 12804R
BlackDiamond 12804R
[画像のクリックで拡大表示]
エクストリームネットワークスで製品マーケティング管理者を務める島宣博氏
エクストリームネットワークスで製品マーケティング管理者を務める島宣博氏
[画像のクリックで拡大表示]

 レイヤー3スイッチ大手の米Extreme Networksの日本法人であるエクストリームネットワークスは2006年3月8日,通信事業者向けの製品として網サービス同士を仲介する中継用スイッチ機器「BlackDiamond 12804R」の受注を開始した。出荷は2006年3月3月24日。最小構成価格は771万円から。

 BlackDiamond 12804Rは,ユーザー企業をイーサネットで収容するエッジ・スイッチと,映像配信,音声通話,データ通信など用途に応じて別々に構築した広域イーサネット・サービス網とを仲介する使い方を想定した通信事業者向けのイーサネット・スイッチ機器である。異なるイーサネット網サービス同士をレイヤー2のフレームを保ったまま接続しつつ,帯域制御機能(QoS)を使ってアプリケーションごとの品質を保つ。

 きょう体に6個の拡張スロットを持つ。最大構成時に,2基の冗長構成を採ったコントロール用モジュール,2基の10ギガビット・イーサネット用モジュール,2基のギガビット・イーサネット用モジュールを収容する。10ギガビット・イーサネット用モジュール1台の容量は,全2重2ポートで40Gビット/秒。ギガビット・イーサネット用モジュール1台の容量は,全2重20ポートで40Gビット/秒。合計すると,きょう体1台で最大構成時に160Gビット/秒のスループットを持つ。

 特徴は,イーサネット網サービス同士をイーサネット・フレームを維持したまま仲介する機能である。1つのポートに複数のユーザーIDを収容しつつ,複数のイーサネット網サービスへと振り分ける。また,扱えるバーチャルLAN(VLAN)の数をIEEE 802.1Q(VLANタグ付け)の4096個よりも増やすため,MACフレームをMACフレームでカプセル化するIEEE 802.1ah(Provider Backbone Bridges)に準拠した。これにより,1600万(4096×4096)個のユーザーVLANを扱える。

 ユーザーごと,アプリケーションごとにイーサネット網を接続しつつ品質に応じた接続サービスを実現するため,細かい帯域制御機能を搭載する。これにより,従来のベストエフォート型イーサネット接続サービスよりも,提供できるサービスの幅が広がる。ポートごと,ユーザーごと,アプリケーションごとの3階層で帯域を定義できるほか,アプリケーションごとのQoSは,バッファ・キューを8段階と深く持ち,8個の独立したQoSルールを同時に利用可能である。

 レイヤー2を意識した運用管理機能として,pingやtracerouteなどレイヤー3の運用管理に用いるICMPと同様の機能を定義したIEEE 802.1ag(Connectivity Fault Management)も実装した。