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スパムの増減に関する設問への回答(シマンテックによる調査結果説明会の発表スライド)
スパムの増減に関する設問への回答(シマンテックによる調査結果説明会の発表スライド)
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 シマンテックは3月8日,スパム・メールに関するアンケート調査の結果を公表した。それによると,「ここ1年ほどの傾向として,送られてくるスパムの数は増えているかどうか」の設問に,24.8%が「すごく増えている」,43.2%が「少しずつ増えている」と回答したという。前年実施したアンケートでも同様の結果が得られているため,同社では「状況は年々悪化傾向にある」と分析している。

 今回の調査対象は,インターネット歴3年以上のユーザー1000名。実施時期は1月中旬。専用のWebサイトから,スパムに関する複数の設問に回答してもらった。同社では,2004年1月および2005年1月にも同様の調査を実施しており,今年で3回目。

 「スパム・メールを知っているか」という設問に対しては,「どんなものか理解している」あるいは「なんとなく認識がある」と答えたのは74.4%。前回の61.1%よりも増加しているため,スパムの認知度が向上しているとしている。

 1日あたりに受け取るスパムの数としては,10通以上受け取っていると答えたユーザーは29.4%,1日に1通以上受け取っているユーザーは全体の64.3%だった。前回の調査では,前者が18.4%,後者が55.2%で,いずれについても増えている。このことからも,スパムが増加傾向にあることがうかがえるとしている。

 「受け取る割合が最も多いスパムの内容は?」という設問に対しては,51.9%が「出会い系サイトの宣伝」と回答し,2番目に多かった「意味不明な英文・外国語のメール」の13.4%を大きく上回っている。2005年の調査でも出会い系サイトの宣伝が最も多かったが,そのときの回答率は24.1%。1年で急増していることが分かる。

 「スパム送信者にアドレスを知られた原因の心当たりは?」の問いには,4分の1のユーザーが「心当たりが全くない」と答えた。次いで,「無料メール・アドレスを申し込んだ」が21.7%,「Webページ上で自分のアドレスを表示させたことがある」が16.9%だった。そのほか,15.8%のユーザーが「迷惑メールに返信した/受信拒否のメールを送った」と回答した。

 これを受けて,シマンテックのコンシューマ・マーケティング部のプロダクトコミュニケーションマネージャの田上利博氏は,「スパムなどの疑わしいメールに返信すると,そのアドレスが正しいことを相手に確認させることになるので,送られてくるスパムが増える恐れがある。スパムに反応してはいけない」と注意を呼びかける。

 併せて,信頼できないメールに記述された「配信停止申し込み」などのリンクをクリックしないこと,チェーン・メールが送られてきても相手にしないことなども,注意点として挙げた。