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写真1●米ネットスイートのザック・ネルソンCEO
写真1●米ネットスイートのザック・ネルソンCEO
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写真2●「ダッシュボード」の画面例
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 ERP(統合業務)パッケージなどの業務アプリケーションをASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)形式で提供する米ネットスイートは3月8日、日本でのサービスを4月にも開始することを発表した。3月中に日本法人を設立して、営業を開始する。主に従業員数500人程度の中堅企業に売り込む。

 記者会見した同社のザック・ネルソンCEO(最高経営責任者)は、「ソフトウエアをサービスとして利用する流れは止まらない」と強調(写真1)。「今後数年のASP市場の成長率は、パッケージ・ソフトの4倍に達するとの調査もある。その大きな柱の一つが、ERPになるだろう」と続けた。

 同社の「NetSuite」は、ERPに加えてECサイト構築とCRM(顧客関係管理)を含めた業務アプリケーションのASPサービス。Webブラウザ上の利用者画面である「ダッシュボード」で、受発注の状況や売り上げといったデータをリアルタイムに把握できる(写真2)。アクセスできる機能や情報は、役職や職務に応じて制御可能だ。

 NetSuiteの料金は、ユーザー数で決まる月額制。日本での料金は現時点で未定だが、インターナショナル版はCRMが1人当たり95米ドル、ECサイトを含めると130ドル。ERPを含めたフル機能を利用する場合は、1人目が600ドル、2人目以降は1人当たり100ドル。いずれも、導入支援費用とサポート対応費用が別途必要になる。「3年間で比較した場合、同程度の機能を持つ業務パッケージと比べれば、NetSuiteは半分から60%程度で済む。価格競争力は確実にNetSuiteが上だ」(ネルソンCEO)。

 日本法人の社長には、マイクロソフトでビジネス・アプリケーション戦略立案などを統括した経験を持つ東 貴彦氏を招聘した。今後は、まずCRMのASPサービスを4月ごろに開始する。ERPのサービス開始については、「日本の会計基準や手形決済などに対応した機能の開発といった“日本化”を進めてから。これにはかなりの時間がかかるため、サービス開始は2007年4月ごろになる」(東氏)。