キャッシュ・サーバーやプロクシ・サーバー機能を備えたアプライアンス・サーバー製品を手がけるブルーコートシステムズが、WANを経由した拠点間通信を高速化する技術「MACH 5」を発表した。2006年5月から対応製品の出荷を開始する。

 MACH 5は、同社のアプライアンス・サーバー間でデータ圧縮やデータのキャッシングを用いることによって通信量を削減し、見かけ上の通信速度を高速化する技術である。対応するプロトコルはHTTP、CIFS(ファイル共有)、MAPI(マイクロソフトのメール・プロトコル)のほか、ビデオやストリーム配信のRTSPとMMS、および暗号化通信のSSLである。HTTPやCIFSなどに対応する他社製品はあるが、ビデオやストリーム配信プロトコルに対応するものは珍しい。

 MACH 5を搭載するのは同社のアプライアンス・サーバー「ProxySG」シリーズ。通信を高速化するキャッシュ・サーバーのほかに、クライアントからWebサーバーへのアクセスの間に介在して、クライアントの所在をサーバーから見せなくするプロクシ・サーバー機能を備える。この機能を用いて、業務に関係しないWebサーバーへの接続を遮断したり、インスタント・メッセンジャの送受信制御、WinnyなどのPeer-to-peer通信やスパイウェアによる通信を遮断する機能などを備えている。米IDCの調査によると、この種のサーバー製品の市場(Secure Content and Application Delivery)ではブルーコートシステムズが37%のシェアを占め、米ネットワーク・アプライアンス社や米シスコシステムズ社を抑えて1位であるという。

 併せてProxySGで動作するフィルタリング・ソフト「ブルーコート・ウエッブ・フィルター」のキャンペーン販売を発表した。期間は4月から9月末の半年間。価格を1000ユーザー1年間の使用価格を60万円(通常価格200万円)、5000ユーザー年間の使用価格を300万円(通常価格752万円)とする。