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 ウィルコムは3月28日,PHS端末の現在位置を検索できる「ウィルコム位置検索サービス」を開始すると発表した。端末が受信した複数のPHS基地局の電波強度から位置を,数百m~数kmの誤差で推定する。GPSに比べ位置精度は劣るが,屋内や地下街,地下鉄ホームでも位置の検索が可能な点では有利だ。ウィルコムではトヨタ自動車と共同で類似のサービス「ぴぴっとフォン」を提供しているが,ウィルコム自身のサービスとして位置検索を提供するのは初めて。

 今回提供を開始するサービスは(1)位置検索,(2)自己位置通知の2種類。位置検索は,PHS端末の所有者以外がPHS端末の位置情報を取得するサービス。パソコンや携帯電話,PHS端末などから,所定のWebサイトにアクセスして利用する。一方の自己位置通知は,自分の居場所を事前に設定したメール・アドレスに通知するサービス。例えば安心だフォン「AP-K202S」の場合,番号ボタン「0」を長押しした後に発信ボタンを押せば,自分の居場所を通知できる。

 位置検索,自己位置通知ともに緯度・経度で位置情報を収集しているが,ユーザーには「○○市△丁目」という住所情報として通知する。同時に,PHS端末の場所に対応した地図もワンクリックで表示可能にする。

 利用料金は,初期登録料が525円。月額利用料は10回分の利用料を含んで315円。11回目以降の利用料金は,位置検索,自己位置通知ともに1回当たり5.25円となる。自己位置通知の場合,さらに通信料6.3円がかかる。ほぼ全機種に対応するがだが,一部の機種では自己位置通知を利用できない。また,機種によっては位置情報の誤差が大きくなる場合がある。

 今回のサービスは,検索するPHS端末1台に対してIDを一つ発行する一般消費者向けサービス。家族の居場所を検索する用途を想定している。そのため,申込書をIDごとに記入しなければならず,法人での導入には作業が煩雑となる。そこで,IDの割り当てや契約方法を法人向けに見直したメニューも検討中である。