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 日本IBMは4月3日、3月29日付の役員人事を発表した。目玉は二人の若手執行役員が誕生したこと。金融第一事業部長の金子岳人氏(42歳)と、パートナー事業担当の高橋慎介氏(45歳)。共に将来の社長候補との声もある。

 金子執行役員は、1986年に日本IBM入社。主に金融機関向けの事業に携わり、現在は同社の最重要顧客の一社である三菱東京UFJフィナンシャル・グループを担当する「金融第一事業部」の事業部長を務めている。42歳の金子執行役員は、4月3日時点で最年少の執行役員だ。

 高橋執行役員は、中小企業向けのゼネラル・ビジネス事業部門を経て、インターネットや電話でパソコンなどを販売する「ibm.com事業」の責任者に就任。現在は、IBM製ソフトウエアやハードウエアの販売代理店、あるいはIBMからシステム開発を請け負うSI企業向けの施策を手がける「パートナー事業」を担当している。

 なお、日本IBMは今回の役員人事で、取締役専務執行役員を務めていた冨永章氏(60歳)の退任(3月29日付)を発表した。冨永氏は「技術顧問」の肩書きで、引き続き日本IBMに従事する。