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右からフィードパスの小川COO、津幡社長、後藤CTO、金子取締役
右からフィードパスの小川COO、津幡社長、後藤CTO、金子取締役
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「イントラネット2.0」の構成要素。フィードパスは、中央の「N:Nの情報(ポータル)」から「イントラブログ」「グループウェア」にかけての縦のラインを狙う
「イントラネット2.0」の構成要素。フィードパスは、中央の「N:Nの情報(ポータル)」から「イントラブログ」「グループウェア」にかけての縦のラインを狙う
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 サイボウズと、同社の子会社であるブログエンジンは2006年4月3日、ブログエンジンの社名を「フィードパス」に変更すると発表した。併せて、サイボウズが2006年1月末に公開したサービス「feedpath」の事業をフィードパスに移管することも明らかにした。ブログエンジンは、イントラネット向けブログシステム「blogengine」の開発/販売を手がけてきた企業。一方のfeedpathは、RSS/AtomによるWebサイトの更新情報(「フィード」と呼ぶ)の読み込みや共有機能を提供する、インターネット上のサービス。フィードパスではそれぞれの事業を継続しながら、両者の融合により新たなサービスの展開を狙う。2006年度の売り上げ目標は2億円。

 社名変更後の第一弾の動きとして、まず2006年5月にfeedpathの一機能として「Web型Blogエディター」を公開する。Webブラウザーを使ってブログの編集や投稿をするツールで、blogengineのノウハウを生かして開発された。最大の特徴は、複数のブログに一つのツールで投稿できること。開始時点で、10種類のブログサービスに対応する予定だ。また動的なWebページを構築する技術として話題を集める「Ajax」を利用し、使いやすいユーザーインタフェースも提供するという。2006年夏には、さらに新しいサービスも開始予定。現在のところ無償で公開されているfeedpathだが、2006年夏に始める新サービスを軸に、収益モデルを構築する計画だ。

 一方のblogengineでも、feedpathの技術を生かした機能拡張を図る。「イントラネットにも、フィードの技術は効果的」(フィードパスの後藤康成CTO)と考えているためだ。具体的には、社内ブログの更新情報を一元的に管理し、キーワードで検索できるようにするといったシステムになる。フィードパスの小川浩CEOは、こうしたシステムのことを「イントラネット2.0」と命名。「Web 2.0」などと呼ばれて脚光を浴びているインターネット界の新技術を、イントラネットに積極的に展開していく考えを明らかにした。

 なおブログエンジンの成果は、サイボウズの主力製品であるWebベースのグループウエア「サイボウズOffice」にも何らかの影響を与えそうだ。このところのイントラネット向けブログの成長はめざましく、機能面でもグループウエアに代わる存在になりつつあるからだ。サイボウズの執行役員を兼ねるフィードパスの津幡靖久社長が「数年前、Lotus Notesをはじめとするグループウエアの牙城をサイボウズOfficeが崩していった時のような勢いを感じる」と言うほど。津幡社長は、「フィードパスでの先進的なユーザーの動向を見ながら、サイボウズがブログやフィードに代表される新技術をいかに取り入れていくべきかについても考えていきたい」という。