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 無停電電源装置(UPS)ベンダーのエーピーシー・ジャパンは4月5日、データセンター向けの空調・冷却装置の新製品「InfraStruXure InRowRC」の出荷を開始した。InRowRCは、本体の背面から吸気したサーバーの排出熱を内部の水冷コイルによって冷却し、本体の前面に冷えた風を送る。一台で、ラックに搭載した総消費電力30kWまでの機器を冷却できる。

 InRowRCはサーバー・ラックの隣に横付けして利用する。本体内部の水冷コイルを冷やすため、別途InRowRCに水を引き込む必要がある。同社が販売するラックや電源、UPSと組み合わせて「InfraStruXureソリューション」として提供する。

 「機器の発熱量はそれぞれ異なり、排出する熱もラックごとに一定ではない。InRowRCを使えば、部屋全体の空調ではなくラック一列ごとに調整でき、空調の選択と集中によってコストを削減できる」(米エーピーシーのロバート・ハナ クーリングソリューションゼネラルマネージャ)という。また、同社が販売する電力管理アプライアンス「InfraStruXure Manager」から、ラック内部の温度や消費電力量を一元管理できる。

 InRowRCの価格はオープン(実勢価格は100万円程度になる見込み)。InRowRCに水を取り込む設置費やビル内配管費などは別途ユーザーの負担となる。