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 総務省は4月6日,「広帯域移動無線アクセスシステム委員会 技術的条件作業班」の第1回会合を開催した。同委員会では2.5GHz帯を利用した無線ブロードバンドの技術的条件を議論しており,WiMAX,iBurst,Flash OFDM(orthogonal frequency division multiplexing),次世代PHSなどの通信方式が候補に挙がっている。

 第1回となる今回の会合では,今後の議論の進め方を確認した。同作業班が無線ブロードバンドに求める条件は,「ワイヤレスブロードバンド推進研究会」が2005年12月にまとめた最終報告書と基本的に同じ。具体的には,データ伝送速度が下りで最大20M~30Mビット/秒以上,上りで最大10Mビット秒/以上,周波数の利用効率が0.8bps/Hz以上とする。最大伝送速度の評価は,TDD(time division duplex)方式で10MHz幅を利用した場合で検討し,MIMO(multiple-input multiple-output)やSDMA(space division multiple access)といった空間多重伝送技術は適用しない。

 第2回会合は4月21日に開催する予定。各通信方式の最大伝送速度や周波数利用効率などの基礎情報を収集し,システム能力に関する前提条件を満たしているかどうかを検討する。なお委員会では,採用を希望する企業が多く,国際的な普及も予想されるとの理由から,モバイルWiMAX(IEEE 802.16e)を検討の中心とすることを明らかにしている。