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 シマンテック日本法人は4月11日、ベリタス・ソフトウェア日本法人との統合が完了したと発表した。米シマンテックは2004年12月、米ベリタスの買収に合意している。シマンテックの木村裕之代表取締役社長は、「2010年までに日本で1000億円の売り上げを目指す」と意気込みを語る。

 この目的を実現させるために、シマンテックもセキュリティ製品と、ベリタスの提供していたストレージ管理ソフトの統合を進め、ITインフラやデータを保護するための総合的なソリューションを提供していく。単にソフトを販売するだけでなく、顧客のさまざまなニーズにこたえることができるように、コンサルティングなどのサービス事業なども拡大する。

 シマンテックは、2006年度に注目する分野として、コンプライアンスやメッセージ管理、統合脅威管理などを挙げる。特に「日本版SOX法の施行に向け、コンプライアンス強化のためのコンサルティング事業が有望ではないか」(木村社長)としている。人員も増強し、「現在は30人強のコンサルティング部隊を2倍に増やす予定だ」(木村社長)という。