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 日本オラクルによる初の検索ソフト「Oracle Secure Enterprise Search 10g(SES)」が今日、出荷開始となった。3月に製品発表は済んでいたものの、日本オラクルは改めて今日、プレス向けの発表会を行い、販売パートナー26社の歓迎コメントを披露するなど“順調な船出”をアピールした。

 新宅正明社長(写真)は「3月末までに引き合いが50社以上、テスト稼働が4~5件あった。これらの引き合いに対応する過程で、協力パートナーも数社現れた。この5月末は当社の年度末だが、それまでに数件は成約させたい」と語った。SESの価格は、1CPUで393万7500円。2007年5月末までに、ライセンス売り上げ10億円というのが目標だ。

 SESの特長としてオラクルは、ERP(統合基幹業務システム)ソフトからWebまで、様々なデータを横断的に検索できる点を強調してきた。だがシステムインテグレーション(SI)の商材として見た場合、それよりも、検索対象データを比較的容易に増やせる点がメリットになりそうだ。

 例えば「新たにグループウエア文書を検索できるようにしたい」という場合には、ノーツのデータを定期的に走査して検索用インデックスを更新する専用プログラム(クローラー)を追加開発することで対応できる。「クローラーの開発は難しくない。当社のエンジニアがSQL Serverのクローラーを開発した時は、8時間で完成した」と三澤智光執行役員システム事業推進本部長は話す。実際、ノーツとSQL Server用のクローラーは開発済みだという。

 SESのもう1つの特徴はセキュリティ機能の充実。検索結果のうち、アクセス権限のないものは表示させないといった設定が可能だ。ただし、現時点ではOracle Identity Managementが必要で、ActiveDirectoryとは直接連携はできない。この点が改善されれば、商材としての使い勝手は格段によくなるだろう。