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「SPEEDIA N3500」の外観。上部右側にあるのが、ICカード読み取り機。ここにICカードをかざすと始めて印刷が始まるようにできる
「SPEEDIA N3500」の外観。上部右側にあるのが、ICカード読み取り機。ここにICカードをかざすと始めて印刷が始まるようにできる
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ドラム(感光体)の直径を従来の30mmから24mmに抑えた。その結果、コンパクト化を実現できた
ドラム(感光体)の直径を従来の30mmから24mmに抑えた。その結果、コンパクト化を実現できた
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 カシオ計算機は2006年4月13日、カラー印刷ができるA3判対応ページプリンター「SPEEDIA N3500」を発表した。設置面積は幅590×奥行き539mmとコンパクト。「現時点で、A3判のカラーページプリンターとしては、世界最小の設置面積」(同社)という。印刷速度は、カラーが24枚/分、モノクロは30枚/分。出荷は2006年6月2日から。価格は26万400円。

 最大の特徴は、印刷時のセキュリティを守る工夫を施したこと。プリンターに足を運び、パスワードを入力するか読み取り機にICカードをかざさないと印刷が始まらない「認証プリント機能」を搭載する。他人に見られたくない文書を、安心して印刷できるようにした。また、コピー機で複写するとそれと分かるような細工を施すことも可能。「地紋印刷機能」がそれで、紙全体に背景としてグレーの紋様パターンを印刷。「コピー禁止」などの文字列を薄く埋め込む。これをコピーすると、グレー文字が白く浮き上がるので、不正にコピーしたことが一目で分かる仕組みだ。

 認証プリントや地紋印刷は他社製ページプリンターでも搭載が進んでいる。N3500では、こうしたセキュリティ機能をユーザーが手軽に利用できるようにした。パスワードを用いた認証プリントでは、特別なサーバーやプリンターへ、事前にパスワードを登録することが不要。印刷時に入力したパスワードを印刷データとセットでプリンターに暗号化して送信。この情報をプリンター側でユーザーが入力したパスワードと照合する。地紋印刷については、プリンター側で機能をオンにすると、パソコンにインストールしているプリンターのドライバーが自動的に変更され、強制的に地紋印刷になる。

 「N3500で、これまで弱かった一般企業向けの市場を開拓する。特に中小企業向けを狙う。販売チャネルも再構築する」(樫尾彰取締役)。なお、印刷速度を抑えた下位機種「SPEEDIA N3000」(20万7900円)も合わせて発売する。2機種合わせて、年間1万2000台を生産する予定だ。