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 ウィルコムは4月13日,2.5GHz帯の実験免許を総務省に申請したと発表した。20Mビット/秒以上の伝送速度を目指す次世代PHSシステムの性能評価を中心に実験する予定。免許がが下りれば,8月をめどに実験を開始できる見込みとしている。

 具体的には,次世代PHSシステムにアダプティブ・アレイ・アンテナやMIMO(multiple-input multiple-output)といったスマート・アンテナ技術を採用した場合の性能評価を実施する。実験の場所は,東京都市部と郊外地域のそれぞれ1カ所。それぞれに実験用のアンテナと基地局設備を設置する。実験に利用する周波数の幅は「5MHz以上でお願いしている」(ウィルコム)とした。

 同社は,1月に2.3GHz帯の実験局免許を取得済み(関連記事1)。2月には,スマート・アンテナ技術を利用しない次世代PHSの伝送実験を公開している(関連記事2)。今回,それに加え2.5GHz帯の実験免許を申請した狙いは,総務省において2.5GHz帯に無線ブロードバンド技術を導入する検討が始まったため(関連記事3)。ウィルコムは「2.5GHz帯での事業化を狙うため,実際の伝送特性などを調べたい」と狙いを説明する。

 2.5GHz帯を利用した実験免許は,モバイルWiMAXで申請したNTTドコモに続き2社目(関連記事4 )。この周波数を利用した無線ブロードバンド・サービスの商用化を希望する通信事業者は多く,今後も2.5GHz帯での実験が増加するものと見られる。