NECとNECトーキンは2006年4月21日、UHF帯に対応した無線ICタグリーダー/ライターの販売を開始したと発表した。製品はNECトーキンと米インピンジが共同開発し、2006年9月までに出荷を始める。開発するリーダー/ライターは、日本で2006年1月25日に改正された電波法令に対応し、ICタグの国際標準化団体EPCグローバルの最新規格「Gen 2」に準拠する。
米インピンジは、UHF帯ICタグ関連機器を開発するベンチャ企業である。米ウォルマート・ストアーズや米国防総省が2006年半ばにも利用を開始する「Gen 2」規格に対応したICタグチップの量産を世界で初めて開始した。リーダー/ライターモジュールの外販も進めており、今回、NECトーキンはそのモジュールをベースにリーダー/ライター製品を開発するとみられる。
(UHF帯ICタグ関連製品の動向に関しては、日経RFIDテクノロジ2006年5月号に掲載)