アイティフォー(旧千代田情報機器)は,コールセンターの電話対応担当者のスキルを評価するためのシステム「ナイス・ユニバース・コンパクト」を2006年4月20日に出荷した。電話対応音声を録音しておく装置と,スキルを評価するアプリケーションで構成する。価格は一式400万円から。初年度販売目標は100セット5億円。
音声録音装置は,最大で48席分の通話を1日8時間換算で約130日分(5万時間)の通話音声を録音する。どの通話を録音して再生するかは,標準ではシステムがランダムに選択する。品質管理担当者は,パソコン上で動作する評価アプリケーションを使い,通話音声を聞きながら評価シートに評価値を入力する。評価内容は50種類の定義済みの形式でレポート出力できる。
評価シートの項目は,以下の通り。(1)声の印象(明確に名乗っているか。声は聞きやすいか),(2)応対テクニック(敬語を使いこなしているか。復唱確認を行っているか),(3)端末テクニック(キー入力操作に問題はないか。画面操作に問題はないか),(4)業務知識(基本的な業務知識があるか。応用的な業務知識があるか),(5)総合評価(親身の対応をしていたか。お客様は満足されたか)。