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 米ボーランド・ソフトウェアの日本法人は4月21日、3月22日に実施した社長人事を1カ月遅れで発表した。前社長の河原正也氏は3月22日で取締役に退き、4月20日に退社した。日本HPでサービス事業を統括していた河原氏は昨年5月1日にボーランド日本法人社長に就任したが、1年未満の退任となった。同社広報は、「本来は新社長就任時に発表する予定だったが、業務の引き継ぎや河原氏の意向もあり発表が遅れた」としている。ホームページの社長名も4月21日に変更した。

 河原氏のボーランド日本法人での役割は、「中核ビジネスをJBuilderなどIDE(統合開発環境)の販売から、コンサルティングやアプリケーションのライフ・サイクル・マネージメント(LCM)といったサービス事業に移すための基礎固め」(広報)だった。「(河原氏は)今回、その使命を達成できたと判断したようだ。退社も本人の意思」(同)という。

 後任には、米本社でアジア太平洋地域担当副社長を務めるジュリアン・クイン氏が就任している。同氏を選んだのは、「アジア太平洋地域における企業間ビジネスや戦略的パートナー開拓について長い経験と専門知識を有しているため」(広報)。これまでは例えば、日本の企業が中国でオフショア開発をする場合など、ボーランドの日本法人と中国法人の間で売り上げの取り合いなどが起こっていたという。今後はクイン氏がシンガポールからテレビ会議などを通して日本法人を指揮する。

 クイン氏は現在50歳。英国の国防軍に従軍した後、米ユニシス本社や、米ノベル、旧ネットスケープ、米BEAシステムズなどのアジア太平洋地域の事業/セールス統括を経て、2001年10月に米ボーランドに入社した。