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写真は左から「式根島リゾート」プロデュース運営事務局長の森屋幸英氏(マイクロソフトIT Proオーディエンスマーケティング),マイクロソフトの森田益成IT Proオーディエンスマーケティング兼マイクロソフトラーニンググループ部長,マイクロソフトのガース・フォート業務執行役員サーバープラットフォームビジネス本部長,東京都新島村の宮川伊三男助役,式根島観光協会長の清水欣吾氏
写真は左から「式根島リゾート」プロデュース運営事務局長の森屋幸英氏(マイクロソフトIT Proオーディエンスマーケティング),マイクロソフトの森田益成IT Proオーディエンスマーケティング兼マイクロソフトラーニンググループ部長,マイクロソフトのガース・フォート業務執行役員サーバープラットフォームビジネス本部長,東京都新島村の宮川伊三男助役,式根島観光協会長の清水欣吾氏
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 マイクロソフトは2006年4月25日,伊豆諸島の式根島(東京都新島村)の観光振興策をIT技術者から公募するプロジェクト「式根島リゾート・プロデュース」に参加すると発表した。式根島に観光客を呼び込むために100万円程度の予算で実現できるIT活用のアイデアや,アイデア立案のために式根島を訪問してくれるIT技術者を合計15人募集する。マイクロソフトのIT技術者向けサイト「TechNet Online」で告知や募集活動を行う。

 式根島リゾート・プロデュースは,式根島開島120周年を記念して実行されるイベントである。式根島への観光客は,島しょ部への観光がブームだった1970年代半ばには年間6万5000人を超えていたが,最近は年間2万6000人ほどで推移しているという。マイクロソフトは地域貢献活動の一環として,低迷する式根島観光の振興に協力する。また同時に,低予算のIT活用策で観光振興が実現できる例を示すことが,日本におけるIT技術者のイメージ向上につながると考えて,アイデアをネットで公募することにした。

 TechNet Onlineでは4月25日から5月上旬まで,式根島に行ってアイデアを出してくれるIT技術者を募集する。応募は3人編成のチーム単位で行う。応募の際には,100万円程度の予算で実現できる面白そうなIT活用策のアイデアを提出する。抽選で5チーム15人を,5月12日~14日のスケジュールで式根島に招待する。その上で,アイデアを直接島民にプレゼンテーションして,島民の投票によって採用するアイデアを決定する。アイデアが採用されたチームには,1人10万円の賞金などを提供する。

 式根島観光協会長の清水欣吾氏は「『島ブーム』だった昭和47~48年ごろは,島というだけで観光客がきてくれた。その後は,日本全土が観光地化するようになって,観光客が減ってしまった。式根島には美しい白砂の海水浴場や絶景の展望台,海の中から湯が沸き出す海中温泉など,たくさんの観光スポットがある。特産品はシマアジと,島の至る所に生えていて,天ぷらやおひたしに向いている薬草のアシタバだ。今年は,隣の新島から4家族が移住してきた式根島開島から120周年に当たるので,島で行うあらゆる行事を120周年ということで盛大に行う」と意気込みを語った。