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 ネットワーク機器メーカーのFXCは,EU(欧州連合)の有害物質規制である「RoHS指令」に準拠したイーサネット・スイッチ3種類の販売を5月17日から開始する。製品名はそれぞれ「ES108M2」(8ポート),「ES116M2」(16ポート),「ES124M」(24ポート)で,いずれも10Mまたは100Mビット/秒のポートを搭載する。

 RoHS(Restriction on Hazardous Substances)指令は,EUで7月から適用される電気・電子機器に対する特定有害物質の使用制限に関する指令。人体の健康維持や環境負荷を抑えるために策定されている。FXCでは,今回発売する3製品以外にも,RoHS指令に基づいた特定有害物質の排除やRoHS指令に準拠した後継製品への代替を遂行していく。EUでは7月までに全FXC製ネットワーク製品の出荷台数の95%をRoHS指令対応製品にするという。

 今回,発売開始を発表した3製品は,全ポートでオート・ネゴシエーション機能を搭載する。10Mと100Mビット/秒および全二重と半二重の混在環境でも自動的にネットワークの構成が行われる。手動モードを使えば,通信速度や通信方式を固定することも可能。なお,保守では3年間先出しセンドバック保証を行う。標準価格は,それぞれ「ES108M2」(1万2800円),「ES116M2」(2万4800円),「ES124M」(3万7800円)。

【修正履歴】初出時は,「いずれも10または100ビット/秒のポートを搭載する」としておりましたが,正しくは「いずれも10Mまたは100Mビット/秒のポートを搭載する」です。その旨,本文を修正しました。(2007年4月24日)