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23.2mmに厚さで10倍ズームを実現した「Easyshare V610」
23.2mmに厚さで10倍ズームを実現した「Easyshare V610」
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 米イーストマン・コダックは2006年4月25日(米国時間)、厚さ23.2mmの薄型デジカメで10倍ズームを実現した「EasyShare V610」を発表した。2006年5月中に発売する予定で、価格は449.95ドル。日本での発売は未定だが、「できれば夏商戦前には発売したい」(コダック)と言う。

 「EasyShare V610」は、23mmの撮影が可能な広角モデル「EasyShare V570」(国内で発売中)と見た目がそっくり。それもそのはず。EasyShare V570と同じく、レンズとCCDを組み合わせた屈曲光学系ユニットを2つ搭載している。つまり、レンズとCCDがそれぞれ2つあるわけだ。

 上下に並んだレンズは、下が35mm判換算で38~114mm、F3.9~F4.4の3倍ズームレンズ。上が130~380mm、F4.8の約3倍ズームレンズ。それぞれが個別の610万画素CCDで画像を生成する。

 この2つのレンズは、ズーム操作で行き来できる。38mm(1倍ズーム)の状態からズームしていくと114mm(3倍ズーム)を超えた瞬間に、上のレンズに移行し、130mm(約3.4倍)からのズーム操作になる(115~129mmの領域は撮れない)。最終的には、380mm(10倍ズーム)の状態までズームできる。

 このほかの仕様は次の通り。液晶は23万画素の2.8インチ。最高ISO感度は800。記録メディアはSDメモリーカード。Bluetoothの通信機能を使って、画像を他のBluetooth機器にワイヤレス送信する機能も搭載している。

 国内で発売中のEasyShare V570は、似た構造で23mmの単焦点レンズと39~117mmの3倍ズームレンズを搭載。23mmの広角撮影と実用的な3倍ズーム撮影を両立させて、デジカメ市場に新しい風を吹き込んだ。今回はこの構造を応用して23.2mmの厚みに10倍ズームを詰め込んだ。

 光学10倍ズームを搭載する小型の製品では、松下電器産業の「DMC-TZ1」(実勢価格は約4万5000円)がある。DMC-TZ1は、手ぶれ補正機能を搭載している点ではEasyShare V610より優れているが、40.2mmと厚い。常に携帯するなら、EasyShare V610の薄さは魅力的だ。23.2mmという薄さは、3倍ズームの薄型モデルと比較しても見劣りすることはない。