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 NECは4月26日、SI事業の責任者だった川村敏郎代表取締役 執行役員副社長が6月22日付で退任する役員人事を発表した。副社長退任後は、特別顧問に就任する。

 同社では4月1日付けで、SI/サービス事業の旗振り役だった金杉社長が退任し、伝送部門出身の矢野薫氏が社長に就いたばかり。これで、SI事業のトップ2人が退任したことになる。4月26日時点で、川村副社長の後任人事は発表されていない。

 川村副社長は、1994年に稼働した旧住友銀行の「第4次オンライン」開発プロジェクトでNEC側の責任者を務めた。90年代後半からはメインフレーム並みの信頼性や処理性能を確保した大規模システムをUNIXサーバーで構築することに執念を燃やしてきた。サン・マイクロシステムズとの争奪戦を経て受注したNTTドコモのiモード用システム「CiRCUS」や、2003年5月に稼働させたオープン勘定系システム「BankingWeb21」などが、その代表例である。

 慶応義塾大学工学部を卒業後、65年にNEC入社した川村副社長は、同社製メインフレーム「ACOS」のOS開発などに従事した。95年7月に第三C&Cシステム事業本部長に就任、01年6月には取締役 執行役員常務兼NECソリューションズ・カンパニー副社長となり、04年6月から代表取締役 執行役員副社長を務めていた。