JALが法人向け国内線予約機能「JAL ONLINE Webサービス」機能拡充を急いでいる。年内に法人顧客が同サービスをイントラネットへ組み込みやすくするサービスを開始。機能面での拡充も相次いでいる。

 JAL ONLINE Webサービスは、法人向けのオンライン・サービス「JAL ONLINE」の一部の機能として、企業システムとの連係機能を提供するサービス。アクセス手法にSOAPを利用してきた。今回法人顧客の利便性を増す機能強化の一環として、REST(REpresentational State Transfer)というアクセス手法を新たに採用する。RESTは、通信プロトコルをHTTPに限定することで、Webサービスの利用に関する記述を簡素化している。法人顧客は、JAL ONLINE WebサービスのURLにパラメーターを付加し、自社のWebサイトに組み込むだけで、JALの機能を利用でき、システム構築の期間とコストを圧縮できる。RESTを採用することにより、「より簡便なやり方を提供し、利用者のハードルを低くする」(ITセンター 旅客システムの庄司稔アシスタントマネジャー)。

 機能的には4月から、法人顧客の出張申請と国内線手配を連動させる機能を提供開始した。これまでも法人顧客の社員は、JAL ONLINE Webサービスを使って国内線を予約、予約結果をイントラネットなどに取り込み、出張申請を発行できた。今回から新たに社内で出張申請が許可されると、その申請内容をそのままJALの国内線手配プロセスに取り込み、航空券を手配できる。社員が申請フォームに記載した「いつ、どこから、どこへ行く」という情報はJAL ONLINE Webサービスが取り込むので再入力する手間が省ける。また、経路検索サービスからそのまま国内線の手配をするといった新機能を追加する計画である。

 現在、JAL ONLINE Webサービスの利用企業は数十社。大手企業が採用しているため、JAL ONLINE全体の中でWebサービス経由による予約の比率は高い。JAL ONLINE経由の売り上げ順でトップ10に入る企業のほとんどがWebサービスを利用している。2006年度の売り上げは前年比で2~3割増やしたい考えだ。