関西銀行と関西さわやか銀行が2005年2月に合併して発足した関西アーバン銀行は,資産運用やローン,遺言信託などの金融コンサルティング・サービスを強化するため,本店と各支店を結ぶ二面ディスプレイ型のテレビ会議システムを導入。5月8日に運用を始めた。
支店に来店した法人・個人顧客に対して,本店の行員がテレビ電話でパソコン画面を見せながら相談に応じる。資料・書類のプリントアウト,顧客が記入した書類のスキャニングも,本店の行員がリモートで行えるようにした。
同行は大阪市中央区の本店を含め,関西を中心に100店舗を展開している。フィナンシャル・プランニングや遺言信託などの高い専門性を持った行員を全店舗に配置するのは難しいため,本店で集中して相談に応じられる仕組みが必要だった。
すでに新システムを導入したのは大阪・寝屋川の一支店だけだが,2006年9月までに総額で1億8000万円を投じて,主要50店舗に展開する。新システムはNECと共同開発した。