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 シティバンクは5月9日、国内の顧客口座の取引処理システムに障害が発生したと発表した。5月2日に顧客が実施した約6万9800件のすべての入出金取引が、翌営業日にあたる5月8日の夜から9日にかけて再度処理された。また、5月3日から8日に実行した約20万5000件のすべての取引は、処理は正常に実行されたが、勘定システム内に保持している取引履歴に反映されなかった。

 10日7時30分現在、「10日の営業開始までに大半の修正処理は完了する予定」(同社広報)だという。ただ、「5月2日に実施した入金処理が二重に処理されて本来よりも残高が多くなっている顧客が、その後、その本来の残高以上の金額を出金したりしたケースがあれば、その対応には時間がかかる見込み」(同社広報)だ。

 障害の影響を受けた取引口座は、円普通預金、円当座預金、米ドル普通預金、キャッシング・サービス「アドバンスマネー」、「インターナショナル・ローンカード」。被害を受けた顧客は「ほとんどが個人顧客で、企業顧客はほんの少数」だという。

 原因について同社は、「入出金の処理を受けて取引履歴に記帳などを実施するシステムを新規のプログラムに入れ替えた際、テストの時には現れなかった不具合が発生した」と説明する。ただ、「詳細は現在、調査中」で、プログラムの入れ替え時期などについては明らかにしていない。