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壇上の宮本氏
壇上の宮本氏
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コントローラを持つ岩田氏
コントローラを持つ岩田氏
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「Wiiは眠らない」と,常時接続の利用を想定
「Wiiは眠らない」と,常時接続の利用を想定
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Wii本体とコントローラ
Wii本体とコントローラ
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 開始と同時に壇上中央に駆け上がってきた任天堂 情報開発本部長の宮本茂氏。蝶ネクタイ姿に身を包み,片手にWiiのコントローラを握っている。両手を大きく振ると,大画面に映し出されたゲーム・キャラクタの交響楽団がそれに合わせて楽器を奏でる。演奏が終わると,3000人の聴衆で埋め尽くされたハリウッドの映画館「Kodak Theater」にどよめきが巻き起こった——。

演奏の様子を撮影した動画:MPEG形式,約1.1Mバイト

 任天堂は,E3の開催に先立って開催した記者発表会において,同社の次世代ゲーム機「Wii」のゲーム画面を初公開した。専用コントローラが備える加速度センサを使ったユーザー・インタフェースによって,スポーツ・ゲームやアクション・ゲーム,戦闘ゲームなどにおいてこれまでにないキャラクタ操作を実現する。宮本氏が実演した指揮のデモも,その一つである。ゲームの世界に新たな楽しさを持ち込むことで,「今までゲームに興味を示さなかったユーザー層を取り込み,ゲーム人口を拡大する」(任天堂 代表取締役社長の岩田聡氏)ことを狙う。Wiiの発売時期については2006年第4四半期としか明らかにしなかった。価格は依然として未定だが,「マスマーケットに受け入れられる価格に設定する」(任天堂)としている。

 任天堂は,米国時間の明日(2006年5月10日)からE3の会場ブースで,Wiiに向けて開発中のゲーム・タイトルを実際に試す場を設ける。今回の記者発表会ではそれに先立ち,開発中のゲーム・タイトルを一部明らかにした。中でもWiiの発売と同時に出荷すると明言しているのが,テニスや野球などスポーツ系のゲームを組み合わせた「Wii Sports」。発表会場では,岩田氏と宮本氏らがWiiのコントローラを使ってテニス・ゲームで対戦する場面もあった。このほか「スーパーマリオ」や「ゼルダの伝説」といったお馴染みのシリーズでもWii向けのタイトルを開発中とした。

野球ゲームのデモの様子を撮影した動画:MPEG形式,約0.9Mバイト

「ニンテンドーDS」は18カ月で1600万台を出荷

 Wiiでは,ゲームの起動時間を従来より短くするという。「最近,ゲームの起動時間がどんどん長くなっている。ゲームを始める前に30秒~40秒も待つのではイライラしてしまう。Wiiでは,もっと高速に起動できるようにする」(任天堂の岩田氏)。またWiiではネットワークに常時接続した使い方を想定しているとした。「Wiiは決して眠らない。朝起きると,ゲームの内容が変化しているという楽しみも提供できる」(任天堂の岩田氏)。Wiiは,「GAMECUBE」と上位互換になるほか,「ファミコン」「スーパーファミコン」「Nintendo 64」「メガドライブ」「PCエンジン」のゲーム・タイトルの一部が利用可能になる。

 任天堂はこのほか,同社の携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」についても言及し,発売から18カ月で1600万台を出荷したことを明らかにした。またニンテンドーDSに向けた無線サービスのユーザー数が,6カ月で130万人に達しているという。