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 ソフトバンクグループ傘下のボーダフォンは,2006年秋にも東京都など主要都市部で高速パケット通信技術「HSDPA」(High Speed Downlink Packet Access)を使った第3世代移動通信サービスを開始する方針である。同社の孫正義社長が2005年度の決算説明会で明らかにした。今夏からHSDPAサービスを開始するNTTドコモや,最大伝送速度(下り)が2.4Mb/sのCDMA 1X WINサービスで先行するKDDIに後れを取らないように対抗サービスをそろえる。

 ボーダフォンのHSDPAサービスの伝送速度は,NTTドコモと同様,下りが最大3.6Mb/sで,上りが最大384kb/sとなる見通しである。ボーダフォンは2005年2月からHSDPAのフィールド実験を開始し,実用化のタイミングを検討していた。既に東京都中心部などでは,基地局をHSDPAに対応させるアップグレード作業が進んでいるという。同社は,10月中にも携帯電話事業者全社が一斉に開始する「番号ポータビリティサービス」によってユーザー獲得競争が激化するとみており,その前後に高速移動通信サービスを投入することでユーザーが他社へ流出するのを防ぎたい考えのようだ。