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 パケッティア ジャパン インクは5月12日,米パケッティアがWAN高速化装置ベンダーの米タシット・ネットワークスの買収を9日(米国時間)に表明したことに伴い,記者会見を開催した。

 会見で米国本社のアートロ・ガザレス ワールドワイド・セールス担当副社長は,買収を決めた狙いを二つ挙げた(写真)。一つは,タシットが持つCIFS(common internet file system)などのファイル・アクセス処理を加速する技術を手に入れるため。「当社が得意とするWANの高速化技術と併用すれば,ネットワーク上でより多くのアプリケーションを快適に動かせるようになる」(ガザレス副社長)。

 もう一つの狙いは,タシットがこれまでに築いてきた有力ベンダー2社との協力関係を引き継げること。うち1社は米マイクロソフトである。競合メーカーのWAN高速化装置の多くはLinuxベースの製品だが,タシットの装置はWindows OSで稼働する。Windowsネイティブ対応の製品を推奨したいマイクロソフトが,米国の販売などでタシットに協力していた。パケッティアは今後,この関係を世界規模に広げてWAN高速化装置の拡販につなげたい考えだ。

 もう1社は,SAN(strage area network)スイッチ大手の米ブロケード・コミュニケーションズ・システムズ。同社はタシットのWAN高速化装置をOEM(相手先ブランド製造)で調達している。同社との関係を得ることで,パケッティアは手薄だったストレージ市場の販路開拓を狙う。

 日本国内では,パケッティア ジャパンがタシットのWAN高速化装置を販売する計画。販売代理店の兼松エレクトロニクスと日商エレクトロニクスが,既に米国で技術トレーニングを受けており,体制が整い次第,出荷を開始する見込みだ。