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写真1 富士通の最上位メインフレーム「GS21 900モデルグループ」
写真1 富士通の最上位メインフレーム「GS21 900モデルグループ」
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写真2 GS21 900モデルグループが搭載する新CMOSプロセサ
写真2 GS21 900モデルグループが搭載する新CMOSプロセサ
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「グローバルサーバGS21シリーズ」の新機種を発表する富士通の山中明経営執行役サーバシステム事業本部長
「グローバルサーバGS21シリーズ」の新機種を発表する富士通の山中明経営執行役サーバシステム事業本部長
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 富士通は5月15日、同社メインフレーム「グローバルサーバGS21シリーズ」の新機種を発表した。既存ユーザーの乗り換え機の位置付けで、処理能力の拡大と、SOA(サービス指向アーキテクチャ)対応機能を強化した。

 発表したのは、最上位に位置付ける「GS21 900モデルグループ」と中位機の「GS21 500モデルグループ」(写真1)。GS21 900モデルグループでは、プロセサ単体の性能を従来機の1.5倍まで高めた。CMOSプロセサの製造技術を従来機(GS21 600モデルグループ)の130nmルールからから90nmに変更(写真2)。プロセサの2次キャッシュを従来機3倍の6Mバイトに、メイン・メモリーは従来機2倍の最大256Gバイトまで搭載できるようにした。1台に搭載可能なプロセサ数は従来機と同じ最大16個。システム・バスに富士通独自の「MTL」を採用し、プロセサ間とプロセサ‐メモリー間の転送速度を従来機の約2倍に高めた。

 富士通はGS21シリーズを、あくまでもメインフレームに位置づけ、LinuxやJavaを利用したいユーザーにはIAサーバーを勧めたい考え。LinuxやJavaをメインフレームでも積極的にサポートする米IBMとは対照的な戦略を採る。逆に、メインフレーム専用OSをIAサーバーに移植するプロジェクトをこの1月に立ち上げたところ。世界市場には、ハイエンドのIAサーバー「PRIMEQUEST(プライムクエスト)」で挑む戦略である。

 ただし、富士通の山中明経営執行役サーバシステム事業本部長は、「IAサーバーがいつ、メインフレームの代替になるかどうかは未確定。答えを出すまでには時間がかかりそうだ」と話す(写真3)。「2009年頃に次期の機能向上を実施する予定だ。(売上高は)落ちてきてはいるが、社会システムとしてまだまだ使われている。(GS21シリーズは)しっかりと続けていく」(同)という。

 GS21 900/500モデルの出荷時期は2007年2月。価格は900モデルグループが1221万3600円から、500モデルグループは253万4700円から。