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 NECは5月23日、中堅・中小企業向けERP(統合基幹業務システム)ソフト「EXPLANNER/Ai(アイ)」の販売を開始した。既存の製造業向けERP「EXPLANNER/J」、建設業向けの「EXPLANNER/C」とともに、中堅・中小企業向けのERP市場での市場拡大を図り、「ハードやSIを含め、EXPLANNERシリーズのシステム受注を2008年に400億円まで引き上げる」(NECの岩波利光常務)。目標達成に向け、社内および販売パートナーの販売体制強化にも力を入れるという。

 400億円という目標を達成するために、EXPLANNERシリーズのパッケージの売り上げは50億円まで引き上げる。現状でのEXPLANNERシリーズは、パッケージの売り上げが年間10億円弱しかない。そのため、NECは販売部隊を400人から800人体制へと倍増。開発やサポートを担当するNECソフトも4月に、EXPLANNER関連部署を統合・拡充して300人体制のEXPLANNER事業部を発足させた。

 また今後は、EXPLANNERと、NEC独自の開発・実行環境「SystemDirector Enterprise(SDE)」をセットで提供する。SDEはシステムの設計支援やカスタマイズ開発支援などの機能も備える。NECの中村敏 第二国内SI推進本部統括マネージャーは、「SDEは設計情報などを容易に管理できる。さらに、SDEでカスタマイズすれば、バージョンアップした場合でも使い続けられるなど、ユーザー企業の運用が楽になる」と語る。

 パートナー施策については、「パートナーのうちの上位150社、それも一般企業向けビジネスに強いパートナーへのサポートを手厚くする」(岩波常務)という方針だ。パートナーを選別することで、強いパートナーにEXPLANNERの販売を増やしてもらう。パートナーが得意分野を生かせるように、自動車部品製造業などより細かな業種別のテンプレートを用意する。さらに「SDEをパートナーに提供することで、パートナーの生産性向上、競争力強化を促す」効果も狙う。

 NECは様々な中堅・中小向けERPソフトを扱っているが、「今後は顧客から要望がない限り、中堅・中小企業にはEXPLANNERシリーズを提案する」(岩波常務)方針だ。NECグループでは、NECネクサソリューションズの「NEXERP」などあるが、今後は会社を超えた技術協力や製品連携を進めていく方針。同じシリーズに組み入れることも検討されているという。EXPLANNER/Aiの開発でも、NEXERPの技術者の協力を得た。

 EXPLANNER/Aiは、EXPLANNER/Aの後継製品で、販売、会計、人事給与、債権・債務などのモジュールを持つ。出荷は8月になる。価格は100万円から。SDEの価格は50万から100万円程度という。