PR
米AMDのダーク・マイヤー社長兼COO(右)とコマーシャル事業部担当のマーティ・セイヤー上席副社長
米AMDのダーク・マイヤー社長兼COO(右)とコマーシャル事業部担当のマーティ・セイヤー上席副社長
[画像のクリックで拡大表示]

 来日中の米AMDのダーク・マイヤー社長兼COO(最高執行責任者)は5月24日、AMDが都内で開いた新製品説明会の席上で、同社がインテルに対して起こしている一連の訴訟について、「世界中の政府に向けて、反社会的な行為を続けている企業への注意は喚起し続ける。ビジネス上の悪影響はない」と述べた。同社は、インテルが独占的な地位の濫用しているとして、米国や日本で訴訟を起こしている。

 本業のプロセサ事業については、「2006年には法人向けでサーバー20%、クライアント15%のシェアを獲得するのが目標」(米AMDコマーシャル事業部担当のマーティ・セイヤー上席副社長)という。5月18日には、これまでインテル製CPUしか採用してこなかった米デルが、AMDのサーバー用CPU「Opteron」を採用することを発表したばかり。マイヤー社長は「デルの採用をシェア向上へとつなげる」と意欲を見せる。同社は、従来同様、消費電力当たりの性能の高さを企業向けにアピールしていく方針だ。