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 日本ネットワーク・アプライアンス(ネットアップ)は5月25日、大規模システム向けのディスクアレイ装置「FAS6000シリーズ」の出荷を開始した。伊藤忠テクノサイエンスや兼松エレクトロニクスなどのパートナーを介して提供する。ネットアップの鈴木康正社長は「FAS6000の投入を機に、これまで不得手だった基幹業務システム分野への採用を進めていく」と語る。

 ネットアップはNAS(ネットワーク接続型ストレージ)最大手だが、同社製品はファイルサーバーや部門システムのストレージとしての利用が多く、基幹系業務システムのストレージで利用されるケースが少なかった。「パフォーマンスが向上したことで、大規模システムでもFASによるコストメリットを享受できるようになった」(鈴木社長)。

 FAS6000のラインアップは、FAS6070とFAS6030の2機種。6070は最大容量が500テラバイトで、6030は最大420テラバイトである。どちらも2ギガ/4ギガビット/秒のファイバチャネル(FC)インタフェースや1ギガ/10ギガビット/秒のイーサネットインタフェースを備え、SAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)環境のシステムとNAS環境のシステムを統合できる。

 管理面でも、新たに開発したソフト「NetApp FlexShare」を搭載する。FlexShareはデータを保存する単位であるボリュームごとに、処理の優先順位を設定できる。顧客が使うシステムなど優先度が高いシステムが使うボリュームは、処理が重なっても応答速度を早くなるように設定し、その分、処理が遅くてもいいシステムの応答速度を遅くするといったことが可能だ。

 FAS6000シリーズの価格は、最小構成の場合で3754万4000円から。2006年度(2006年5月~2007年4月)の売り上げのうち、20%がFAS6000シリーズになるように育てる計画。鈴木社長は、「既に販売活動を始めており、半導体などの製造業やMSP(マネジメント・サービス・プロバイダ)などから注文を受けて出荷待ちの状態だ」という。