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5月25日の記者会見。左から,ネットスイート日本法人の東貴彦社長,米ネットスイートのディーン・マンスフィールド ワールドセールス担当シニアバイスプレジデント,トランスコスモスの船津康次会長,インスパイアの成毛真社長
5月25日の記者会見。左から,ネットスイート日本法人の東貴彦社長,米ネットスイートのディーン・マンスフィールド ワールドセールス担当シニアバイスプレジデント,トランスコスモスの船津康次会長,インスパイアの成毛真社長
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 ネットスイート日本法人は5月25日,アウトソーシングの大手ベンダーであるトランスコスモスと,インターネット経由でソフトウエアの機能を提供するSaaS(Software as a Service)製品の販売代理店契約を結んだことを発表した。トランスコスモスはネットスイート日本法人に20%出資するとともに,ネットスイート製品の日本版開発にも協力していく。

 ネットスイートは米国カリフォルニアに本社を置くSaaSベンダーで,日本法人は2006年4月に設立されたばかり。2006年6月末にCRM(顧客関係管理)機能をSaaSとして提供する「NetSuite CRM」と,これに受注管理機能を追加した「NetSuite CRM+」の日本版を発売する。これらの製品は,見込顧客状態から受注管理,追加購入までの「カスタマ・ライフサイクル」全体を管理するもの。インタフェースにAjaxを採用しているため,ユーザーのレベルや目的に合わせて簡単にカスタマイズできるという特徴がある。

 ネットスイートのSaaS製品にはこのほか,ERP(統合業務パッケージ)やeコマース向けの製品がある。ネットスイートは今後1年ほどかけて,これらに会計基準やカード支払いといった日本独自の機能を追加した上で,2007年夏ごろに発売する。

 トランスコスモスは,コールセンター業務などCRM機能を必要とするアウトソーシング事業を手がけている。今後は,アウトソーシングの顧客にネットスイート製品の採用を働きかけるとともに,NetSuite CRMを活用することで,アウトソーシング事業の付加価値を高めていく。ネットスイート日本法人への出資は「資本金の20%」と決まっているものの,「他の企業にも出資を呼びかけている」(ネットスイート日本法人の東貴彦社長)ため,最終的な出資金額は未定となっている。

 5月25日の会見では,ベンチャーキャピタルであるインスパイアとの資本提携も発表された。インスパイアはネットスイート日本法人に「数%」(東社長)を出資するとともに,日本国内の事業展開にもコンサルタントとして協力していく。