デルは5月29日、米EMCからOEM供給を受けているストレージ装置の新製品群「Dell | EMC CX3 UltraScale シリーズ(CX3シリーズ)」を発表した。主な特徴は、性能やディスク搭載容量を従来製品のほぼ2倍に上げたこと。5月30日から順次、出荷を開始する。
CX3シリーズにはディスク搭載容量の違いによって3モデルある。最大で59テラ・バイトのCX3-20、同119テラ・バイトのCX-40、同239テラ・バイトのCX3-80、である。いずれの製品もプロセサやキャッシュ容量を増強したことに加え、ホストからスイッチ、ドライブまで4Gビットのファイバ・チャネルで接続したアーキテクチャを採用したことで、性能を向上させている。
CX3シリーズに接続するサーバーには、ホスト・バス・アダプタ(HBA)を工場出荷時にあらかじめ装着するサービスを無償で提供する。その理由は、「顧客の90%以上はサーバーと同時に購入している」(エンタープライズ マーケティング本部の桜田仁隆 本部長)からだ。
価格は、CX3-20に365Gバイトのディスクを搭載した最小構成で528万2760円。CX3-40は約860万円から、CX3-80は約1240万円から、となる。