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HP World Tokyo 2006基調講演では,開発中の小型冷却ファンを取り付けたリモコンカーが壇上に登場。強力な風圧で走行した
HP World Tokyo 2006基調講演では,開発中の小型冷却ファンを取り付けたリモコンカーが壇上に登場。強力な風圧で走行した
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 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は6月1日,HP World Tokyo 2006で「HP Adaptive Infrastructure戦略」を発表した。この戦略は,景気の拡大・後退が頻繁に入れ替わる「不連続成長経済」において,「外的変化にすばやく対応できるIT基盤」(染谷優日本HPマーケティング統括本部インフラストラクチャーソリューション本部長)を構築するためのもの。

 経営統合や事業の縮小・拡大といった,システム環境に大きな影響を及ぼす変化が相次ぐ状況下で,企業が複数のデータセンターやサーバーを効率的に統合・運用していくための製品・サービスを体系化して顧客へ提供する。親会社である米HPが2002年に米コンパックと合併したときの経験を踏まえて策定されたもので,米国では5月に発表している。

 日本HPは同戦略のために製品・サービスを「ITサービス」,「電源&冷却」,「管理」,「セキュリティ」,「仮想化」,「自動化」の6つに分類。例えば「電源&冷却」については,サーバー用の新型冷却ファン(写真),データセンター全体の熱分布を分析して空調を最適化する「サーマル・アセスメント・サービス」など,開発中の製品・サービスを紹介した。日本HPによると,データセンターのランニング・コストのおよそ半分をサーバーの電源と冷却に要する費用が占めており,これらを効率化すれば,情報システム全体のTCO(Total Cost of Ownership)を大幅に削減できるという。

 日本HPでは,同戦略の発表に合わせて,東京・市ヶ谷に「アダプティブ・エンタープライズ・エクスペリエンス・センター」を設置。サーバー,ストレージ,ネットワークを仮想化・統合化したデモ環境を用意する。