ファウンドリーネットワークスは6月7日、企業内LAN向けの大規模L2/3スイッチ「FastIron SX 800/1600」を発表した。6月末の出荷を予定している。SX 1600の特徴は、イーサネット・ケーブルで最大15.4ワットの電力を供給できるPoE(Power over Ethernet)に対応したギガビット・イーサネットのポートを最大384ポート搭載できる点である。

 SX 1600は各ポートに安定した電力を供給するため、PoEポート専用電源と管理モジュール専用電源をそれぞれ搭載する。各電源は冗長構成になっており、「すべてのポートで15.4ワットの電力供給を保障している。他社製品の中には、PoE対応とうたっていても、供給の過程でロスが発生し、十分な電力を供給できない製品もある」(ファウンドリーネットワークスのヴァル・オリヴァ ビジネスユニットディレクタ)という。

 SX800/1600の筐体や管理モジュールの価格は未定。PoE対応のギガビットのイーサネット・ポートを24ポート搭載するモジュールがオープン価格(実売価格79万1000円)。ファウンドリーのボブ・シフ ヴァイスプレジデント兼ジェネラルマネージャは、「大規模なエッジ・スイッチを提供するベンダーの中でも、PoE対応のポートを1ポート当たり200ドル以下で提供できるのはファウンドリーだけ」と販売に自信をみせる。