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 中国の調査会社である易観国際(Analysys International)は、中国における2006年第1四半期(1月から3月)のパソコン出荷実績の調査結果を発表した。デスクトップパソコンの出荷台数が348万7000台、ノートパソコンが約100万台となった。中国市場での出荷金額では、デスクトップパソコンが174.6億元(約2530億円)、ノートパソコンが82.2億元(約1190億円)。

 メーカー別順位では、デスクトップパソコン、ノートパソコンともにレノボ(聯想)が首位。デスクトップパソコンでは首位のレノボ(37.5%)以下、方正科技(英名ファウンダー・13.7%)、清華同方(9.3%)、デル(8.3%)、ヒューレット・パッカード(4.2%)となった。ノートパソコンでは首位のレノボ(33.4%)以下、ヒューレット・パッカード(10.8%)、デル(9.2%)、アスーステック・コンピュータ(6.5%)、東芝(6.1%)と続いた。デスクトップパソコンは中国の国内メーカー、ノートパソコンは海外メーカーに人気が集まる傾向が伺える。

 易観国際では、デスクトップパソコンに関しては、3000元(約43500円)以下の価格帯が農村地域で多く購入されたと分析している。

 なお、今回の発表はメーカー製パソコンの出荷台数が調査対象となっている。中国では日本以上に自作パソコンやショップブランドパソコンが一般市民に浸透している。特にデスクトップパソコンの増加の実態を考える際には、メーカー出荷台数は参考程度に考えた方がいいだろう。一方、ノートパソコンについては、中国では自作用のパーツなどは一般的ではないことから、メーカー出荷台数の推移はノートパソコンの市場内での増加を反映していると考えていいだろう。

 2006年1月から3月期の日本国内のパソコン出荷台数(電子情報技術産業協会:JEITA調べ)は376万8000台で今回の調査と比較すると、中国国内の出荷台数の方が70万台以上上回る。ただし、ドルベースで比較した出荷金額では日本国内の方が2000億円程度、中国国内市場を上回っている。