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ぷららの「Winnyフィルタ」設定画面
ぷららの「Winnyフィルタ」設定画面
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 インターネット・プロバイダーのぷららネットワークス(以下,ぷらら)は,7月19日に個人向けのWinny通信遮断サービスを開始することを発表した。Bフレッツ対応接続サービスの利用者に向けたセキュリティ・サービス「ネットバリアベーシック」に,「Winnyフィルタ」機能を追加してサービスを提供する。また,従業員が自宅などでぷららのISPサービスを利用している場合に,勤務先の企業がぷららと契約してWinny通信遮断サービスを利用させる「企業向けネットワークスポンサー制度」も9月下旬から提供する予定である。

 個人向けの「Winnyフィルタ」は,Bフレッツ対応接続サービスを利用している個人顧客に対して,無料の標準サービスとして提供する。「Winnyフィルタ:ON」の状態が標準だが,顧客自身の設定によりWinnyフィルタは解除できる。Winnyを使うには,Winnyフィルタに加えて,ネットバリアベーシックの「パケットフィルタ」もOFFにする必要がある。ぷららではWinnyフィルタについて,Winnyによる通信を完全にブロックすることは保証していない。サービス開始は7月19日,ぷららの当該サービス利用者は6月15日から事前設定が可能である。

 企業向けネットワークスポンサー制度は,従業員が自宅などで使っているインターネット接続環境において,企業がWinnyフィルタを「使わせる」ための制度。ぷららとネットワークスポンサー契約をした企業に所属している従業員が対象となる。具体的には,ぷららのBフレッツ対応接続サービスを利用している従業員のうち,Winny遮断機能の提供に同意した場合に限りWinnyフィルタを有効にする。この場合はWinnyフィルタの解除はできない。サービス開始は9月下旬から。従業員が契約しているBフレッツ対応接続サービスの料金のうち,5%以上の任意の割合を設定して契約企業が負担する。

 ぷららは,3月16日にWinny通信を完全規制する方針を発表した。しかし,総務省から「通信の秘密の侵害に抵触する可能性が高い」との見解が示されたことから,完全規制とは異なる形での対応を迫られ,今回の発表につながった。

ぷららのWinny通信遮断問題に対する考え方を
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