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 米アクセンチュアは2009年までに、インドの開発拠点におけるエンジニアの数を現在の2万人から5万人に増やす。現在、毎月平均1000人のペースでインド人SEを採用中だ。米アクセンチュアのドナルド・リパートCTO(最高技術責任者)は、「今後は米国ではなく、インドをグローバル開発拠点の中核に据える」と明言する。同社の米国における開発要員は現在、約3万人である。

 インド人SEを増やす理由は、「インドは優秀なSEを安定的に確保しやすいし、他社へのコスト競争力を高めることができる」(リパートCTO)点にある。開発業務はインド、プロジェクトマネジメントやシステム成果物の品質保証といったシステム構築におけるマネジメント・サービスは、各国拠点の法人にいる担当者が手掛ける。アクセンチュア日本法人もマネジメント・サービスに力を入れており、昨年10月に第1号ユーザーとしてアクサ生命保険から受注を獲得した。

 インドのエンジニアなどを増員しているというのは、米IBMも同じ。過去2年半で9000人から4万3000人に増やしている。