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 首都圏を中心に「土風炉」や「日本橋亭」など150店舗を展開する飲食店チェーンのラムラは,6月末をメドに顧客管理システムを刷新する。新システムは,エンプレックス製のCRMパッケージ「eMplex CRM」をカスタマイズしたもの。導入により,顧客属性や来店履歴などから顧客の行動パターンや嗜好などを分析し,サービス向上や販売促進につなげる。

 新顧客管理システムでは,顧客情報の管理のほか,メール配信やアンケート調査などの機能を備えた。課題だった会員情報の収集には,QRコードを活用。来店客は携帯電話を使って,店頭にあるQRコードを読み取り,専用サイトにアクセスする(専用のメール・アドレスに空メールを送信してもよい)。ここで会員登録をすれば,個別の案内メールやアンケート・メールが自動配信される。アンケートの回答数に応じて,ポイント換算する機能も持つ。

 同社は各店舗における従業員の育成に,ストリーミング動画配信システムを使うなど,社員教育に注力してきた。今回のシステムでもその一環として,従業員の接客レベルを顧客にアンケート調査したり,従業員の接遇への要望を収集したりする仕組みとして活用する。