フィンランドのノキアと三洋電機は6月22日,両社の間で進めていた,CDMA事業の統合計画を見送ると発表した。
両社は2月14日に,それぞれのCDMA2000事業部門を分離独立し共同で新会社を設立する計画を発表。エントリー機から中位機で強力なブランドを持ち,供給先は全世界に及ぶノキアと,高機能機の開発・製造を得意とする三洋電機がタッグを組むことで,大きな相乗効果を目指していた。しかし「新会社を設立を見送るほうが,互いのCDMA携帯電話事業にとってより適切であるとの結論に達したため」(ノキア・ジャパン広報部),交渉を終了したという。
なお先日発表があったノキアと独シーメンスの通信機器事業の統合は,あくまでネットワーク機器分野の話であり,「今回の件とは全く関係はない」(ノキア・ジャパン広報部)という。