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OMS5000
OMS5000
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 ユニテックスは,IBM製メインフレームの設定やソフトウエアに変更を加えることなく,UNIX/LinuxやWindowsなどのオープン環境との間でデータを共有するシステム「OMSデータ交換・共有ソリューション」を,2006年6月21日に出荷した。メインフレームから汎用ストレージを使うための同社製装置「OMS5000」をベースに,特定用途にカスタマイズした製品である。価格は個別見積もり。初年度販売目標は30セット。

 以下の2製品を用意した。(1)1つはディスク共有である。OMS5000に汎用ストレージを接続し,ストレージを介してメインフレームとオープン環境との間でデータを共有する。(2)もう1つはテープを介したデータ渡しである。オープン環境から利用可能な汎用テープ装置をOMS5000に接続し,メインフレームからは3480/3490E互換テープ装置として利用できるようにする。

 メインフレーム用のストレージやテープ装置を使う必要がないため,メインフレーム用周辺機器のサポート切れ対策にもなる。IBM,NEC,日立製作所,富士通など各社のメインフレームに固有のコードを変換する機能も備える。利用可能なIBMメインフレーム用OSは,z/OS,OS/390 v2.4以降,MVS,VSE/ESA。

 OMS5000のハードウエア仕様は以下の通り。はメインフレーム接続用にESCON/FICONチャネルを備え,3480/3490Eテープ装置をエミュレートする。オープン環境向け汎用ストレージとテープ装置の接続インタフェースはFibreChannel,SCSI,イーサネットである。