マーキュリー・インタラクティブ・ジャパンは,機能テスト・ツールの新版「Mercury QuickTest Professional 9.0 日本語版」(以下「QTP9.0」)を6月30日に出荷する。特徴は,大規模プロジェクトでのテスト管理機能を強化したことである。価格は128万円から。

 QTP9.0は,テスト対象となるアプリケーションやテスト内容を記述したスクリプトなどを,専用の共有リポジトリで管理する。従来は,スクリプトから参照できる共有リポジトリは一つだけだったが,QTP9.0では複数の共有リポジトリを参照できるようにした。これにより,サブシステムごとに異なる共有リポジトリでアプリケーションの単体テストを進め,最終的には複数の共有リポジトリのアプリケーションを連携させて総合テストを実施する--などの使い方が可能になった。また,複数の共有リポジトリのデータを統合管理し,共有リポジトリ間でデータを複写・移動・結合させることができるツールも追加した。

 また,テスト用のスクリプトに含まれる欠陥を自動的に発見し,通知する機能を強化した。従来は,テストの実行中にエラーが発生し,テストが中断することがあった。事前にエラーの有無が分かるので,テストを実行してからの手戻りが少なくなる。

 そのほか,WebサービスのアプリケーションがWSDL(Web Service Description Language)に基づいて正しく動作するかを検証できるようにした。リッチ・クライアントの構築に使える「Curl/Surge RTE」,オープンソースのWebブラウザ「Mozilla Firefox」などもサポートした。