NECは7月3日、IP電話を中心とした製品ソリューション「UNIVERGE」を中堅・中小企業向けに本格展開すると発表した。「UNIVERGE OneMillionソリューション」として同日から販売を開始した。ソリューションの名称に合わせ、基本メニューやオプションの価格を、一部を除き100万円(税抜き)で統一している。
UNIVERGE OneMillionソリューションのターゲットは、社員数が50~200人の中堅・中小企業。NECの都築一雄執行役員は「これまで中堅・中小企業に合った形でUNIVERGEの情報をうまく発信できていなかった。IT投資を増やしている中堅・中小企業に向けて提供し、今回のソリューションで2008年度までの3年間で合計300億円を売り上げたい」と狙いを説明する(写真)。
NECは今回、中堅・中小企業の市場に対応するため、IP電話サーバーの「UNIVERGE SV7000」のライセンス数の上限を200に制限したモデルを設定。基本メニューには、同IP電話サーバー1台、LANスイッチ1台、ソフトフォンのライセンス50ユーザー分、据え置き型のIP電話機用ライセンス5ユーザー分、無停電電源装置(UPS)が含まれる。このほかオプションとして、「無線LAN」や「Web会議」、「検疫ネットワーク」などを用意している。