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 米SANS Instituteは現地時間7月4日,米Symantec(シマンテック)のウイルス対策ソフトに誤検出の問題が見つかったことを明らかにした。「Nullsoft Scriptable Install System(NSIS)」をトロイの木馬「Trojan.Zlob」として誤検出する。7月5日付けの情報によると,Symantecではこの問題を確認し,7月3日にリリースしたウイルス定義ファイルで修正したという。

 米NullsoftのNSISは,オープンソースのインストーラ(インストール用ソフト)。音声/動画再生ソフトの「Winamp」やネットワーク・スニファ「Wireshark(Etherealの新版)」など,多数のソフトウエアで利用されている。

 7月2日ごろ,このNSISを利用しているソフトウエアをダウンロードしようとするとSymantecのウイルス対策ソフトが警告を出すとして,一部のユーザーの間で話題となった。原因は,NSISをトロイの木馬(悪質なプログラムの一種)と誤認識するためだと考えられていた。

 実際,その推測は正しかった。SymantecからSANS Instituteに寄せられた情報によれば,Symantecでは今回の問題を同社製品の誤検出によるものだと確認し,7月3日にリリースしたウイルス定義ファイルで修正したという。

 このため,7月3日以降にリリースされたウイルス定義ファイルを使っていれば,今回の誤検出は発生しない。なお,Symantec製品がNSISを悪質なプログラム(ウイルス)として誤検出する問題は以前にも何度か起きている。現時点では,Symantecは今回の誤検出に関する情報を公表していない模様。

米SANS Instituteの情報(7月4日付け)
米SANS Instituteの情報(7月5日付け)
Winamp Forumsの情報