日本テレコムは7月11日、カラオケ事業の第一興商と合弁会社を8月1日付で設立すると発表した。飲食店を対象に、情報端末を使って商品の検索や注文が可能なシステムの構築サービスを提供する。飲食店向けに販売チャネルを持つ第一興商と組むことで、同業種向けシステムの構築事業を拡大するのが目的だ。
売り込むのは、タッチパネル端末を顧客向けテーブルに設置し、無線LANを経由して料理を探したり、店舗サーバーに注文データを登録したりするためのシステム「サプリバ」。日本テレコムはサプリバを拡販することで、店舗内の無線LAN構築や、各店舗の売り上げデータを本部に送るためのネットワーク構築といった事業を期待する。
設立する新会社の名称は「JDクリエイト」。資本金は3億円で、出資比率は日本テレコム51%、第一興商が49%の予定だ。初年度に46億円の売り上げを目標にする。