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あるWebサイトに掲載されている嘘の評価記事と,自画自賛のプレス・リリースへのリンク<br>F-Secureでは「ソフト名を挙げるつもりはない」としているので,画面中のソフト名は編集部でぼかした。
あるWebサイトに掲載されている嘘の評価記事と,自画自賛のプレス・リリースへのリンク<br>F-Secureでは「ソフト名を挙げるつもりはない」としているので,画面中のソフト名は編集部でぼかした。
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 フィンランドF-Secureは現地時間7月21日,偽のセキュリティ・ソフトが多数のWebサイトで配布されているとして改めて注意を呼びかけた。偽のセキュリティ・ソフトを配布するサイトには,ユーザーのパソコンがスパイウエアに感染していると脅かすものや,ソフトが有名なサイトで紹介されたという偽りの情報を掲載しているものがあるという(関連記事:偽セキュリティ・ソフトのだましの手口)。

 F-Secureによると,偽セキュリティ・ソフトに限らず,悪質ではないセキュリティ・ソフトについても,多くのWebサイトで配布されているという。それらのWebサイトは,ソフトをダウンロードさせるとお金がもらえるアフィリエイト・プログラムに参加しているので,あの手この手でダウンロードさせようとする。例えば,虚偽の情報を掲載してユーザーをだまそうとするサイトは少なくない。

 常套手段の一つは,パソコンがスパイウエアに感染しているという嘘のポップアップを表示して,「無料のセキュリティ・ソフトを利用できます」などと表示する手口。ダウンロードして実行すると,スパイウエアなどが検出されるが,それらを削除するには有償版が必要であるとして購入を促す。そのソフト自体がスパイウエアやアドウエアの場合もある。

 F-Secureの情報によれば,虚偽の情報をWebサイトに掲載して,ユーザーを信用させようとするものあるという。例えば,有名なダウンロード・サイト「Download.com」によるものとする,とても肯定的なレビュー(評価記事)を掲載しているサイトが存在する。そのレビューは単なる画像であり,Download.comの該当記事へのリンクは用意していない。F-Secureが調べたところ,Download.comにそのレビューが存在することは確認できなかったという。

 また,同ソフトがYahoo.comで紹介されたとする記述とリンクが掲載されているが,リンクをクリックして表示されるのは,ソフトの配布者が「Yahoo Business」の広告ページに投稿したニュース・リリースであるという。自分たちが投稿したリリースを,自分たちで引用しているのである。F-Secureでは,本物であろうと偽物であろうと,「そういったソフトを試してみようという気になるだろうか(Think you want to try their product?)」と結んでいる。

フィンランドF-Secureの情報