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写真左からNTTブロードバンドプラットフォームの小林忠男代表取締役社長,NTT東日本・コンシューマ事業推進本部の井上福造ブロードバンドサービス部長,インテルの吉田和正代表取締役共同社長,首都圏新都市鉄道の高橋伸和代表取締役社長,NTTドコモ・プロダクト&サービス本部の徳広清志執行役員ユビキタスサービス部長
写真左からNTTブロードバンドプラットフォームの小林忠男代表取締役社長,NTT東日本・コンシューマ事業推進本部の井上福造ブロードバンドサービス部長,インテルの吉田和正代表取締役共同社長,首都圏新都市鉄道の高橋伸和代表取締役社長,NTTドコモ・プロダクト&サービス本部の徳広清志執行役員ユビキタスサービス部長
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 つくばエクスプレスを運営する首都圏新都市鉄道と,インテルおよびNTTブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)の3社は7月25日,2005年8月に開業したつくばエクスプレスの無線LAN接続環境の整備を完了し,商用サービスを順次開始すると発表した(写真1)。商用サービスは8月24日からNTTドコモが開始。年内をめどにNTT東日本も提供する予定である。また,この2社以外にも商用サービスの提供事業者を広げていく計画である。

 商用サービスは,既存の公衆無線LANサービスのユーザーが対象。8月24日からNTTドコモの「Mzone」と「U「公衆無線LAN」コース」(mopera U),年内をめどにNTT東日本の「フレッツ・スポット」のサービス・エリアとしてつくばエクスプレスの列車内を追加する。エリアの追加であるため,既存サービスの利用料以外の料金はかからない。無線LANが利用可能な列車は,秋葉原とつくば間を結ぶ快速および区間快速列車。つくばエクスプレス全30編成中16編成で無線LANの利用が可能である。

 つくばエクスプレスの無線LANの特徴は,IPアドレスの管理と移動先への通信パケットの転送を自動化する「モバイルIP」技術を使っている点。列車内に設置した無線LANアクセス・ポイント(AP)と駅や駅間に設置した無線LAN APが連携し,ネットワーク間を移動する際も高速にハンドオーバーする。つくばエクスプレスが時速130キロメートルで走行している時でもセッションを維持できる。

 発表会では,商用化に先立って実施中のトライアルの結果もNTTBPから公表された。モニター数は4465名(7月13日現在)。「トライアルのモニターは募集開始の2~3週間を過ぎると増加しないのが通例だが,今回のトライアルは去年の8月から現在までずっとモニターが増え続けている」(NTTBPの小林忠男社長)とユーザーの関心は高い。1日当たりのアクセス数は平均90アクセスだが,無線LANの利用対象列車を広げた4月13日以降は1日当たり160アクセスにまで増加したという。列車内の無線LAN区間の平均スループットは約1.4Mビット/秒だったという。

 なお,トライアルは7月末日で終了。8月24日の商用サービス開始までの期間は商用化のための準備などのため利用できない。その後トライアルの登録ユーザーは8月24日の商用開始から一カ月間,無償で利用可能である。