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 マイクロソフトは、Web会議やユニファイドメッセージングを実現する「Microsoft Office Live Communications Server 2005」などの製品群の拡販に動く。連携できるIP電話用サーバーを増やす施策を進め、通信系のパートナーが取り組みやすくする。今秋からは企業ユーザーに向けた広告や販売促進活動を展開する計画だ。8月8日に開いた、記者向けの説明会で明らかにした。

 対象となるのはCommunications Serverに加え、クライアント用ソフトの「Microsoft Office Communicator 2005」、ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)型のWeb会議サービス「Microsoft Office Live Meeting」など。拡販にあたっては、企業ユーザーやパートナーに、Microsoft Officeと円滑に連携できる製品であることを訴求していく。

 「最も仕事に使っているソフト(Office)から、まず相手のプレゼンスを確認。その上で、最適なコミュニケーション手段を選べる」(リアルタイムコラボレーション製品マーケティングの越川慎司マネージャ)。こうしたメッセージを、企業ユーザーやパートナーに強く発信していくという。

 その上で、IT系に比べて数が劣っていた通信系パートナーを増やすべく、敷居を下げる施策に取り組む。そのために手を打った第1弾が、5月に発表したNECとの業務提携。この中で、NECのIP電話用サーバー「UNIVERGE SV7000」とCommunications Serverを連携可能にすることが合意されている。

 既にNECは、両方の製品を導入した環境下でお互いのSIP(セッション・イニシエーション・プロトコル)の“方言”を吸収するための、ミドルウエアを製品化した。この製品を活用することで、NECパートナーもCommunications Serverをソリューションに取り入れることができる。マイクロソフトでは、他の国産メーカーともSIP(セッション・イニシエーション・プロトコル)サーバーを連携させる協業を進めたい考えだ。

 米マイクロソフトは6月26日に、次期コミュニケーション製品群「Microsoft Office Communications Server 2007」などを発表しており、日本での出荷は「2007年後半以降になる」(越川マネージャ)という。ソフト製品のほかに、Web会議用の装置も提供する(写真)。卓上に置いて、着席した人を全周にわたって映せる点が特徴だ。この新製品が出るまでの間も、現行製品による顧客開拓の手は緩めないという。

■訂正:上記ニュースでは、これまで『具体的には、SV7000の中に、お互いのSIP(セッション・イニシエーション・プロトコル)の“方言”を吸収するソフトを組み込む方向で議論が進んでいる』としていましたが、マイクロソフトから、「NECからこれを実現する機能がミドルウエアとして提供されている」との申し入れを受けましたので、5段落目の部分だけを今回のように差し替えました。お詫びして訂正します。